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【名刺を作ろう①】名刺に入れるべき情報・名刺を120%活用するテクニック

名刺はビジネスの面でとても重要な役割を果たすツールです。
言うまでもなくお店や会社の情報を伝える事が主な目的ですが、貰った時次のような経験はありませんか?

・何を売っている会社だろう?
・お店の名前や氏名が読みが分からない
・どんな雰囲気のお店だろう?

上記のような、僕は名刺に遭遇する事がたまにあります。とりあえず作った名刺や肝心なツメが甘い名刺・おしゃれやこだわりで余計な物を表記したくない名刺。
理由は様々ですが、上記のような事になると名刺を渡した意味が8割減くらいになってしまい非常に勿体ないと思っちゃったりします。
ここでは、意外と忘れてるかもしれない名刺に入れる情報をまとめています。
更に、折角名刺を作るなら…と、120%の効果を得られる事を目標とした、名刺に入れると効果的なプラスαの要素も紹介いたします。

まず、掲載する情報を用意しましょう。重要度から並べると

1.必ず必要な情報

・店名(ロゴ)
・名前(入れるなら肩書も)
・住所
・電話番号(必要ならFAX番号Email)

これらの情報は言うまでも無く基本情報ですので必ず準備しましょう。

2.入れてると便利・親切な情報

・名前や社名の読み(アルファベットやカナで入れる)
・営業時間や店休日
・地図
・QRコード(インスタやSNS・LINE・HPなど)
・社名からわかり辛い場合は業務内容

2.の情報は来店や問い合わせを促すための情報です。名刺を貰った側も日時や場所を検討する事ができます。
また、QRコード等でSNSからの問い合わせ・予約の可能性も広がります。
最後の業務内容は「〇〇企画」「〇〇商会」など、社名からは業務を推測できない場合入れる事をお薦めすます。複数の業種を行っている会社も、業務内容を入れると会社の事業形態が分かりやすいです。

3.名刺の質を上げる要素

・キャッチコピー
・イメージ写真(主に商品や店舗外観・内観など)
・人物写真(本人や社長・産業生産者など)

3の項目は名刺の効力を底上げする要素です。
無くても困らないですが、あるとブランディング効果や来店の敷居が下がりますので、「折角名刺を作るなら…」と思った方は検討してみたはいかがでしょうか?ワンランク上の名刺に仕上がるかもです!

ざっくりといくつか一般的な情報例を挙げました。1のグループは名刺の情報として必ず必要ですが、
よくある失敗例として、いろんな商品やサービス情報を知ってもらいたい!という気持ちから沢山の情報を全て入れてしまおうとすると、ゴチャゴチャ見にくい名刺になってしまって貰った側も全て目を通す前に疲れてしまいます
あくまで名刺は「つかみ」のツールなので、商品紹介するとしても来客を促すような看板商品1~2点程度に絞りましょう。
また、詳しく掘り下げた情報を読ませたい場合は、ホームページ等のQRコードを貼り付けて誘導する方が良いでしょう。

情報毎のポイントや注意点

名前の読み(ルビ)

読みが難しい名前の場合は入れたほうが親切だと思います。アルファベット表記で小さめに入れるとメインは漢字の氏名を邪魔せず記載できます。
将来的にいろんなスタッフの名刺を作るとなれば、いずれ入ってくるであろう難しい名前の新人さんの為に、最初から入れておいても良いかもしれません。

店名・会社名の読み(ルビ)

現在は、SNSやネットが浸透した時代なので店名を正しく読ませる・認識させる事は実は結構重要です。もう一度行ってみたい店名を検索したり、SNSでのタグ付けなど、店名を正しく認識させないと情報の広がりも遅くなります
店名・会社名をこだわると、大人でも読めない場合が割とよくあります。難しい漢字だったり、欧州系の単語表記・英文字の造語などが読めない事が多いです。
特に私はフランス語表記の店名が読めませんw
ロゴの下に明朝系や細めのゴシック書体でルビを入れるとデザインも邪魔せずに読ませる事ができます。
小さめの文字で間隔を空けて配置するとキレイにまとまります。

QRコード

最近のスマホではQRコードの読み込みアクセスが容易で、そんなに邪魔にならずアピールの場として活用できるのでなるべくなら活用したいところです。
注意点としてはQRコードのドットの大きさにもよるのですが、折角入れても読み込めない可能性が出てくるといけないので、小さくても縦横15mm×15mm以上の大きさで入れましょう。
特にインスタのQRコードはドットが細かいので大き目に表示するか、URLから無料でQRコードを作れるサイトで作り直したほうが良いかもしれません。できたデータは、原寸でプリンタ出力して
読み込めるか必ず確認しておきましょう。

キャッチコピーを入れてブランド力をつける

キャッチコピーを名刺に入れることで、ショップのコンセプトやブランド力を伝えやすくなります。例えば、パン屋の名刺に「無添加にこだわりました」「心を込めて焼きあげました」というキャッチコピーを入れることで、無添加のこだわりや手作りの心意気を伝えることができます。

また、抽象的な表現を使って「毎朝を虹色に彩る」「朝からココロ色づく」といったキャッチコピーを考えることで、お店の空気感やブランド感をより鮮明に伝えることができます。

さらに、情報としてのコピーも重要です。例えば、BARの名刺には「ダーツBAR」「ミュージックBAR」といった情報を記すことで、お店の雰囲気や提供するコンテンツが分かりやすくなります。これにより、お客さんが入店するハードルも下がり、興味のあるお客さんが来店する可能性やリピーター獲得の確率も高まります。
キャッチコピーを考える際には、同じ業種の他の店舗のホームページなどを参考になります。自分のショップの長所やこだわりを簡潔に表現することで、名刺の表情を大きく変えることができます。ぜひ試してみてください。

商品写真や商品情報を入れる

名刺に商品写真や商品情報を入れると、相手は詳細を読まなくても一目で「〇〇を取り扱っているお店」という情報がわかります。
特に会話の時間がなく、その場の流れで名刺を渡す場合は、瞬時に情報が認識されるため、大きな利点になります。

ただし、商品の紹介は1点(多くても2点程)に絞りましょう。日常会話でも、一方的に自分の話をする人は相手に疲れを与えてしまいます。
また、最近ではTikTokやYouTubeなどのショート動画が人気であり、「情報収集の時短」を好む人が増えています。そのため、情報が多すぎると紙面だけで敬遠されることもあります。

情報を詰め込むよりも、名刺にはお店の概要が分かるような看板商品写真と商品情報、お店の事業概要を数項目、地図、QRコードなどを裏面に入れておくと、読む側も疲れず、名刺として簡潔にまとまると思います。
又、商品写真を入れる注意点としては、良い商品写真を入れるという事です。特に食べ物の写真等は写りが暗い場合はフレッシュ感が感じられなかったり背景に作業場感(散らかった厨房だったり、汚れた調理器具だったり)があると清潔感が感じられず美味しく見えなかったりします。ただケースバイケースですが、作業場でも焼き鳥や焼肉等の炭火焼やコンロの雰囲気出してくれたりします。
撮影時も、簡易照明等を使って暗くなりすぎないように撮影しましょう
また、写真を四角いトリミングではなく、背景を切り抜き(商品の形に)で入れると紙面に世界観を与え、いろんなデザインへの展開もしやすいです。

本人写真を入れる

店舗のオーナーや名刺本人の写真を入れている名刺をたまに見かけると思いますが、いくつかの効果を得られます。
ひとつは、名前と顔写真を確認できるので、相手に覚えられやすいという事です。ふたつ目は、顔写真を入れると信用感や親近感を得られます。潜在的に「顔や名前を公表してるから誠実に自信をもって仕事をしている人」という認識することが多いと思います。一度は目にした事があるかと思いますが、スーパー等で販売している野菜や精肉のラベルに生産者の写真が入っている物があります。あれらの商品も食材に安心感を求める層には、顔写真があるだけで買う側としては、安心・安全な食材と認識されて、購入されやすいといった効果が得られます。

デメリットとしては、暗い写真や硬い表情だと「話しにくそう?」「怖い人かも?」等の印象を与え、逆効果になる可能性がありますので、いつもより3割り増しくらい?の笑顔で妥協しない写りの写真を取りましょう。
また、顔写真・氏名・連絡先などが組み合わさると個人情報となりえる事です。今は個人情報などに敏感なご時世ですが、メリット・デメリットを良く考えて検討するようにしましょう。

店舗・内観写真を入れる

店舗の写真はサービスを受ける場所として、お客様には重要な情報となります。
特に、内観はお客様には気になるところです。通りに面したガラス張りの店舗なら入るか入らないか外から判断つきますが、ビルの階上等のテナントだと初見のお客様は入るのに躊躇する方も多いと思います。
理由としては、「好みの雰囲気の店かわからない」「連れと話したいからテーブル席に座りたい」など様々ですが、名刺に内観写真があると不安を払拭できる可能性があります。
また、オシャレ・こだわりの内観を作り上げてる店舗は大きなアドバンテージになると思います。

撮影時の注意点としては、お店の写真に非日常感を表現する事です。非日常間と言っても難しい事ではなく、余計な物を入れないでちょっと手を加えるだけでキレイな120%の店舗を撮影できます。
方法としては、カウンター越しに見える入荷した食材・段ボール・壁にかかったハンガー等の不要な物を写真に写らない場所へ隠す椅子やテーブルを整えるだけで、通常営業とは違った120%の店舗が表現できます。テーブルの座席にランチョンマットや箸などを配膳して撮影するのも定員などがイメージできて良いと思います。
また、写真の明るさは暗すぎない方が良いのですが、BARなど少し暗い方が居心地が良いお店もあるので、お店のコンセプトと合った明るさに撮影しましょう。

以上が、一般的に名刺に入れるべき情報になります。
他にも構成やアイデア次第でいろんな情報を入れる事も可能です!名刺に割引やドリンク一杯無料などのクーポンを入れるのも来客促進に繋がりますね。
やはり名刺という限られたスペースを活かすポイントとしては、いろんな情報を知ってもらいたいというよりも、我が社の一番のオススメポイントを前面に出すように心がけましょう。

次回は、名刺のデザインや構成について説明しようと思います。